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<<   作成日時 : 2009/07/30 17:06   >>

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(写真は、この夏バーゲンで買った唯一のもの、珊瑚礁です。ずっと大きなものがほしいと思っていたのですがなかなか見つからず。レンクロでセールになっていたので、結構なお値段でしたが買ってしまいました。シンガポールのお部屋のリビング/ダイニングルームの床が大理石なので、こういうものが合うと思うのです。常夏ですしね。これ、かなり大きいのです、片手では持てません。本当は、もっと大きなのもほしいのですが。。。)




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なかなかはっきりと決まらなかったのですが、お引越しは8月17日から(5日間もかかります 笑)、そのあと2週間サービスアパートメントに入って、9月の初めにシンガポールに行くことになりました。


香港からシンガポールに行くことになったと言ったとき、欧米人(また一括りですみません)の方たちが真っ先に言うことは、「Are you happy about it?」 。No. 行きたくないけれど、会社の決めたことなので仕方ない、というと、大抵シンガポールの良さを熱く語ってくださいます(笑)。わたしが「一年中暑いし、タクシーはつかまりにくいし」などと言うと、ネガティブになるなとお説教(笑)。いや、別にネガティブになっているわけではなく、実際そうだから言っているだけなのです。「香港にいられるならいたい、シンガポールは好きじゃないけれど、もっと住みたくないところは沢山考えられるので、○○に比べればましだし、住めば都になるとは思う。」それがわたしの気持ち。かと言って、すごく悲しかったり辛かったり嫌な気持ちかと言えば、正直なところまだ実感が湧かないせいなのか、そういうことでもありません。たまにタクシーで狭いごちゃごちゃした香港らしい道を走りながら外を眺めている時に「あ〜、この景色ももう見れなくなっちゃうんだなぁ。」と感傷的な気持ちになることがありますが、結構普通に暮らしています。ネガティブに暮らしているわけでは、ありません(笑)。

欧米の人には「いつもポジティブでなくてはいけない」、という風潮がありますね。本当は行きたくなくても、香港から離れたくない気持ちがあっても、「良いところだし、きっと楽しいと思うわ!」と言わなくてはいけないような風潮があるのです。無理矢理良いことばかりをピックアップして、「ポジティブ」にならなくてはいけないとう風潮。かと思うと、日本でも香港でも、そこの悪いところしか見ていなかったり、ほとんど自分の国に帰ってばかりの欧米の人にもたくさん会いました。何故か、両極端なのですよね。

どの国にも良いところがあれば悪いところもあります。長く住み慣れたところを離れて、やっと親しくなったお友達と離れることについてハッピーでないのは自然な気持ちですし、また新しい土地で一から生活を築くのはエネルギーがいる結構大変なことですから、億劫な気持ちになるのも自然なことだと思います。でも、欧米人にそういうと、ネガティブだと言われるのです。ありのままの気持ちをわかってもらいたくて説明するけれど、すればするほどネガティブだと受け取られるようなので、だんだん面倒臭くなって来ました。「Yes, I'm very happy!」と言っておくほうが簡単そうです(笑)。



何度か書いたことがありますが、香港に来て1年程経ったとき、気持ちが鬱々としていた時期がありました。お友達もすぐに出来て、毎日のようにランチに出掛けていて楽しいはずだったのですが、何故か気持ちが鬱々としてすっきりしない、という時期。たぶん、一種の引っ越し鬱だったのだと思います。日本にも1年以上帰りませんでしたし、住んでいたところは街中から遠いところで、夫はほとんど出張。香港に遊びに来ていたときは好きな場所でしたが、住むと遊びに来ている時にはわからない大変なことがいろいろとありました。すぐに住んだ一軒家には、大雨が降る度に(そしてその年、わたしたちが入った月は黒雲警報も何度か出て大雨が2週間程降り続き、台風も何度か来た年でした)パティオから水が入って来て床が盛り上がり(夫は地下に樹があるのではと言っていたくらい 笑)、何度も工事。リノベーションをしたばかりの家だったので(香港では新築やリノベーションをしたばかりの物件はトラブルが多い)、入った最初の日にシャワーを使おうとしたらブレーカーが落ち(配線が間違っていたそうです 笑)、2日目くらいにトイレが詰まり(配管にコンクリートが詰まっていました 笑)、修理やデリバリーは約束の時間の何時間か遅れ。。。今では香港の人たちのマナーもずいぶん変りましたが、10年前はまだまだ鼻の先でげっぷをされたり、地下鉄の電車のドアが開いた途端に人がわぁ〜っと入って来るので降りられなかったりというところでした。何か言って聞こえ難いと顔をしかめて「あぁぁぁ??!」と怒鳴られ(これは今もあります 笑)。バスに乗れば、大声で会話している人が必ず数人いて、耳がおかしくなりそうになり。自分では気づいていませんでしたが、少しずつ外国に住んでいるストレスが溜っていたのだと思います。外国に暮らしているのですから、文化の違いは当たり前で、それは受け入れるよりありません。理屈ではわかっているので文句も言えず、夫にも心配をかけたくないので何も言えず、「ここは香港、これが香港の文化」と自分に言い聞かせ言い聞かせ暮らしていましたが、そんなあれこれが積もってしまったのでしょうね。

気持ちが鬱々していると周りのみんながやたら楽しそうに見えます。そして、楽しめない自分が適応力のないダメな人間なような気がして、ますます落ち込む、そんな感じでした。

でも、そのうち、こちらのいい加減だったりうるさかったりする文化にも自然に慣れて、それほどストレスを感じないようになり、外国で広東語を聞くとほっとするくらいまでに成長しました(笑)。日本に帰ると静かで何でもきちんとされるのでほっとする反面、こちらのいい加減さの良さもわかる気がすることもあります。他人の事は気にしない、何でもありの文化は楽な面もあるのです。


わたしの場合、多くの日本の方たちと立場が少し違います。日本の方たちは香港に期間限定でいらしている方たちがほとんどです。何年と決まってはいなくても、多くの方たちが、3年から5年で日本に帰られるかどこか別のところに行かれます。期間限定だと案外なんでも楽しめるものです。長い休暇のようなものですからね。また、香港が初めての赴任先の場合、初めての海外赴任ということで興奮状態にあって、あまり問題なくすんなり楽しい生活をされる方が多いように思います。香港では最初からハッピーだったのに別のところに赴任してからなかなか馴染めない、という話はよく聞きます。「父が転勤族だったから、引っ越しするのは結構平気」とおっしゃっていた方が、アメリカに赴任されてあちらではなかなか馴染めない、という方もいらっしゃいます。土地との相性もあると思います。わたしの場合は夫がイギリスから来ていますので、日本を離れた時は、もうたぶん二度と日本に住めない、という気持ちで来ています。自分の国にもう住めなくなるという寂しさも、香港に馴染むまで時間がかかった一因のように思います。また、初めての赴任先ではありましたが一度若い頃イギリスに短期で住んだことがありましたので、初めての外国暮らしの興奮はありません。それにヨーロッパが大好きですので、香港は何かと辛いものがありました。でも、ご存知のように、今では香港大好き、です。


お料理教室でご一緒した方やお友達と話をしていると、香港大好きという方たちも多いのですが、香港に馴染めず辛い思いをされている方たちも案外多いようです。そういう方たちは、やはり以前どこか別のところで海外赴任経験をされた方が多いような気がします。どうしても以前の赴任先と比べてしまうのです。又は、期間限定でなく香港にお住まいの方。そして、入ったマンションによっても香港の最初の印象は大きく違います。大きな会社が管理している物件なら比較的トラブルが少ないので、それほど大変な思いをすることはありませんが、個人の大家さんが持っている物件に入るとトラブルが続き、慣れない土地でいきなり雨水が入って来たり、トイレが詰まったりの連続で、印象が悪くなります。何もかも違う環境の中で、親しい人もいない状態で生活を築くのは結構大変なものです。様々な理由で、香港に住み始めて初めの頃は憂鬱な気持ちで暮らされる方も多いようですし、わたしのように慣れた頃のはずが気持ちが晴れないという方もいらっしゃるようです。そういう方たちには、いつも、「わたしも馴染むまで時間がかかったけれど、慣れると楽しいですよ!」とお伝えしていますが、そうするとほっとした表情をされます。親しいお友達が何人か出来て、自然に香港の騒々しさやがさつさや汚さやいい加減さに慣れたら、香港生活も楽しくなると思います。馴染めなくて辛く感じたときは、日本に帰られて、慣れ親しんだ状況でしばらくほっとする時間を作られるのも良いと思います。わたしはこちらに慣れるまで頑張ろうなどと思って我慢して1年以上帰らなかったのですが、かえってストレスがたまって良くなかったように思います。


そんなわけですので、今度はストレスを溜めないように、シンガポールに移ってもこれまで通り日本にも行くつもりですし、近い香港にも遊びに来たいと思っています。よろしくお願いします。


そして、今回はわたしが送られる立場で、たくさんのお友達と別れるわけですからもちろん寂しいですし、また一からかと思うと大変なのですが、送る立場も結構辛いものですよね。特に、短い期間に親しくしていたお友達がどどっといなくなってしまったときや、1人だけでも特別頻繁に会っていた人が引っ越してしまったときなど、やはりとてもさみしくて、ぽっかり穴が空いているような気持ちになります。わたしも何度か経験しました。長く同じところにいると、そういう時期が数年に1度訪れます。(中にはそれが辛いので、数年しかいない人とはお友達にならないひともいます。でも、それも寂しい気がします。自分に利益があるかどうかでお友達になるかどうか決める、ということは出来ません、気が合うかどうか、それだけです。)さっと気持ちを切り替えられるひととそうでない人がいて、わたしはどちらかというとダメな方です。でも、いつかまた、お友達が出来ます。簡単なことではないけれど、海外赴任者が多い国では比較的知り合う機会も多いので、きっとまた気の合うお友達が出来ます。さみしい〜と言ってくださって、ありがとうございます。たくさんの良いお友達が出来て、本当に幸せだなぁ、と寂しさ以上に感謝の気持ちで一杯になるこの頃です☆




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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。いつも楽しくブログを拝見しています。
シンガポールへお引越しされるとのこと、私は現在シンガポール在住中です!新しい土地へのお気持ちよくわかります。エネルギーが必要ですよね。わたしは5年おきくらいに海外・日本と夫と共に転々としています。
ここは小さな国ですが緑も多く、安全で便利、タクシーは電話ですぐに飛んできてくれます。お買物も日系のスーパーと欧米系の品揃えのお店等々使い分けができます。気候の変化、人々や文化の変化に慣れられるまでしばし。。とは存じますがどうぞ楽しみにシンガポールにいらっしゃって下さいね♪ 
Hippo
2009/07/31 11:04
Hippoさん、こんにちは。シンガポールでの生活を楽しまれている様子、何よりです。そうですね、緑は多いですね。ただ、香港と比べると便利とは言いがたく、電話でタクシーを呼んでもラッシュ時や大雨の時はなかなか来ないと在住のお友達たちから聞いています。スーパーも香港に比べると品揃えも見劣りして、あまり雰囲気も素敵でなかったのですが、今度スリーシックスティーが出来たと聞いて楽しみにしています。安全で空気もきれいで空が青く、英語も通じるのは嬉しいです。また、いろいろと教えてくださいね。
noodle
2009/07/31 18:03
noodleさんが香港へいらした当初のことを懐かしく思い出しておりました。そうそう、最初のおうちは長期に渡り色々と大変でしたよね。毎度キレイな景色と美味しい料理でもてなされていた私には、当時どのような気苦労を背負われていたか恐らく1/10も解っていなかったと思います。若気の至り…というのもありますが、そういったことがどのくらい苦痛なことか理解していなかったのだと思います。今更ながらスミマセン。誰にどんなに素晴らしいかを解かれても、どんなに羨ましがられても、自らが楽しいと感じない限りハッピーではありませんものね。ちなみに私がアメリカに来て良かったなぁと思ったこと…カリフォルニアワインが好きになったこと、車の運転が好き(できるように)になったこと、一日中英語を聞いても苦痛でなくなったことです。(笑) どんな嫌な思い出でも、きっと日本に帰国したら懐かしく思い出すことになるんでしょうね。それにしてもNoodleさんは自分の気持ちを素直に文章に表現できるチカラがあって素晴らしいですね。なかなか出来ないことだと思いますよ。これからも楽しみにしています。
kawauso
2009/08/01 02:47
kawausoさん、もうあの頃から10年近くも経つなんて信じられない気持ちです。kawausoさんたちが仲良くしてくださって、遠いところまで度々遊びに来てくださっていたお陰で乗り越えられたと思っています、ありがとうございました。

あのときの家もいろいろありましたが、今のところはあの100倍大変です(笑)。ここが最初の家だったら逃げ出していたかも(笑)。

「自分の気持ちを素直に文章にできるチカラ」、ありますか?ありがとうございます。わたしは口ではなかなか上手く表現出来ないので、書く方が良いようです、考えて直す時間があるので。
noodle
2009/08/01 12:22
Coral      これからの予定と海外生活、などなど☆ Noodle's Note/BIGLOBEウェブリブログ
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