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zoom RSS Books I recommend 面白かった本 〜 「わたしのマトカ」☆

<<   作成日時 : 2008/03/16 20:32   >>

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Amazonで本を買うと買った本から好きそうな本をコンピューターが推測して、おすすめの本ということでたくさんの本が並びます。いつも何か面白い本はないかなぁと思っているので、結構頻繁にチェックしています。日本の本屋さんで中身を見て買うのが一番ですが、香港に住んでいるとなかなかそうも行かず、どなたかがブログで勧められている本や、こうしてAmazonで勧められる本をネット注文して読むことになります。失敗も多く、配達料金と手数料を考えると決して安い買い物ではないので悲しくなることも多いのですが、仕方ありません。


石田ゆりこさんの「天然日和」という本について書いたとき
にも書きましたが、有名人の本ってあまり読みません。が、「天然日和」をAmazonで買ったので「おすすめの本」にタレント本がいろいろと入るようになりました。レビューの評判が良かったので、先日、「かもめ食堂」に出てらした片桐はいりさんの「わたしのマトカ」を買ってみました。フィンランドには行けませんでしたが昨年北欧に旅行もしましたので、フィンランドのことを主に書かれたというこの本にちょっと興味も沸いたので。



画像




とても面白かったです☆ 何度も一人でくっくっく、と笑ってしまいました。初めてのエッセーとは思えない文章です。聡明な方なのだなぁと思います。装丁も素敵です。

フィンランドのことがたくさん書かれていますが、フィンランドに限らず北欧全般に言えそうな人々の気持ちの余裕など、そうよねぇ、と思いながら読みました。中でもそうそう、と思いながら読んだのが、フィンランドから戻って来て間のないときに起きた、日本の本屋さんのレジでの出来事について書かれているところ。店員さんがおそろべきすばやさでブックカバーをつけ終わり(こんなこと、日本でしか起こりませんからねぇ〜)、小銭を集めている片桐はいりさんの手元をじっと伺い、後ろに並んでいる人たちに頭を下げ始めた。この人が手間取っていてすみません、という態度。「なんという、せわしなさ!そんなに膨大な時間を費やしたわけではない、たぶん二千五百八十七円とかの八十七円の小銭をそろえる、八十七円ぶんの時間しか使っていないはずだ。そんなに常識はずれの時間を要したとは思えない。」「フィンランドでは、スーパーのレジでも、トラムの乗車口でも、扱い慣れないコインを数えるのにいくら時間をかけても、一回も、誰にもせかされることはなかった。そんな気配を感じたこともなかった。町の息吹がそんなものだったから、知らない間に、わたしもそれに呼吸を合わせていたのだろう。」「それぞれの国でお金の価値が異なるように、忙しい日本の八十七円分の時間は,フィンランドの0.六ユーロぶんの時間とは、内容量が違うのかもしれない。」他にも日本とフィンランドでの仕事の仕方の違いにも触れられていて、興味深いです。

確かに日本はどんなことも合理的に的確に素早く事が進みます。それはとても快適ではあるけれど、そして、わたしもそれに慣れているので、海外に行くと最初はそのスローペースに馴染めなくてイライラしてしまったりもするのだけれど、しばらくいるとその国のペースが心地良くなるものです。オーストラリアやニュージーランドでお店で買い物をすると、お店の人と世間話が始まります。後ろに人が並んでいても平気です。

いつだったか、お友達がヨーロッパやオーストラリアなどのお店のお昼休みの時間の長さや閉店時間の早さを嘆き、あれじゃあ国としても発展しないはず、ととても怒ってらっしゃいました。それもわからなくはないのですが、そして、わたしたちも時間になったらきっかり閉まってしまうお店に何度も泣かされたものですが、どちらの暮らし方が豊かなのか、ふと考えさせられたりもします。どちらが正しいとは誰にも言えないけれど、プライベートの時間も大切にする生き方も見習う部分も大きい、そんな気もします。

日本にずっといると見えないことが、外に出ると見えて来ます。海外旅行や海外生活は単純に楽しいですが、自分の常識を覆してくれたり、様々な日本の不思議や良さを気づかせてくれるのも1つの醍醐味です。


面白かったので、「グアテマラの弟 」も買ってしまいました。


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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
本当に・・身につまされるお話です。
レジにも早い人のところに並んだり、実習生のところには
避けたり・・早くって当たり前の世界に
どっぷり浸かっています^^早速図書館に予約しました♪
sara
2008/03/17 21:04
saraさん、そうですよね、わたしもついついそうなります。ちょっと前の人が手間取っているとイライラしたり。ほんの少しの時間ですのにね。すご〜く感動するので是非、というタイプの本ではありませんが、さっと読めてとても面白いので、お時間があればお勧めです。
noodle
2008/03/17 21:13
はじめまして。soraと申します。過去の記事にコメントしてすみません。

先日、片桐はいりさんの「グアテマラの弟」を読みました。とっても面白かったので、同じ本を読んだ方を探してこちらに辿りつきました。

私は逆で、グアテマラ〜を読んで「わたしのマトカ」を買いました。まだ読んでませんけど・・。

私のBlog繋がりの方にフィンランドが好きな方が多いということもあり、フィンランドに関する本を少し読んだりしています。いつかは訪れたい国です。

ところで、写真、素晴らしいですね!私はデジイチ歴1年ですが、すっかりはまってます。

では。唐突に失礼しました。
sora
URL
2008/04/09 18:57
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